春の雪

できれば映画化の前に読みたかった。
でももし読んでたら、映画化なんて無理!と思ったことでしょう。
描写が本当にキレイ。分かりにくいところもありましたが。
堀辰夫の『美しき村』のような。
ひとの気持ちも、景色のような描写なのです。新しい日本語たくさん知りました。
最初は清顕の気持ちが女々しすぎてついてけなかったんですが、
自分が綾子を好きだと気付いてからの行動力。
その変わりっぷりに感動しました。
なんか『ロミオとジュリエット』に、冬ソナの歯がゆさ(純情さ?)を
足したような感じ。
てか映画は観たくないかも。本のイメージが薄れた頃に観たいです。
ただ気になるのは本多繁邦役の高倉蒼佑です。
『パッチギ!』に出てるんですね。
本多は「豊饒の海」四部作の最後にも登場するらしいのですが、
すべてを「見守るひと」として、けっこう大事な役だと思われます。
小説、漫画もそうだけど、私はいつも、こういう副主人公が好きなんですよね。
漫画でも、脇役が主人公のストーリーとか、本編より好きだったりします。